自分の背中

それはもっとも遠い場所

患者さんから教わる

私はあまり臨床心理士として能力が高くない。

 

だからこそ患者さんから教わることがとても多い。

社会的なふるまいはもちろん、心理教育に使えそうなワードを言ってもらったりや自分の理解が深まったりと、患者さんから教わることで次の患者さんへのカウンセリングがブラッシュアップされる。

プラセボかもしれないが…

 

また不思議なことにこちらが尊敬できる人は治っていく。

治っていくというかやりたいことができるようになったり、症状があってもいいやと受け止められるようになったりする。

 

だから、私が患者さんの尊敬できるところを探していくのが大事。

 

最近患者さんから教わるということが分かってきた。

前は全然わからなかった。

患者さんは何にも教えてくれないし、なんでこんなこともできないの?と思っていた。

本に書いてあるようにやってるのに、やりたいのにうまくいかない、どうして?と思っていた。

治したいと思うあまりに治らないことが我慢できなかった。

 

それを治してくれたのは患者さんだった。

 

ちゃんと患者さんはよくなるんだ

症状があることと活き活き生活することはまた別なんだ

 

患者さんが私を治してくれているにお礼まで言ってくれるなんて!

 

そう思える患者さんと捉えていくことを心がけて明日のカウンセリングもやっていこう。