自分の背中

それはもっとも遠い場所

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

患者さんから教わる

私はあまり臨床心理士として能力が高くない。 だからこそ患者さんから教わることがとても多い。 社会的なふるまいはもちろん、心理教育に使えそうなワードを言ってもらったりや自分の理解が深まったりと、患者さんから教わることで次の患者さんへのカウンセ…

不妊治療の辛さを行動科学で分析する②

その① その①で 不妊治療を行うことは多くの不快を得てたった一つの快を得る(あるいは得られない)という行為であると考えられる。 と書いた。 不妊治療の不快を減らし、快を増やしてきもちよく治療を行うにはどうしていけばよいか。 まず不妊治療における不快…

不妊治療の辛さを行動科学で分析する①

不妊治療は辛い、そして長い。 そもそも1回の治療が生理中から始まり、排卵を経て再度生理が来る(妊娠すれば生理がこない)までのほぼ1ヶ月である。 診療と排卵のタイミングが合わないとこの周期はお休みね、ということさえある。 また、生理中に内診を受ける…

母性という名の学習

南紀白浜のアドベンチャーワールドのパンダの繁殖に注目が集まっているらしい。 母親パンダの母性を信じてなるべく母子を一緒にして育児をさせる。 そうすることによって育てられた子も育児を身につけるし、繁殖にも成果があがっているそうだ。 子どもを産む…

不妊治療の腹の中

不妊治療をしている。 不妊治療をしている人のブログを読んでいると 「心無い一言に傷ついた」とか 「子どものできた友達に会うのがつらい」とかよく書いてある。 私は治療をしていることはどんなことを言う/言わないの違いはあってもそれなりにオープンにし…

はじめましてのご挨拶

このブログはしがない主婦兼臨床心理士のブログです。 日々の生活の中で感じたことを、時に臨床心理の視点やら、はたまた独断と偏見で書いてみます。